太陽光発電所の基礎まとめ
ソルブレです。
本日は太陽光発電所に使われている基礎について纏めました。
基礎の種類は大きく分けて3種類しかなく、コンクリート基礎、スクリュー基礎、単管パイプ基礎になります。
下の表はQCDとメリット、デメリットを纏めました。
価格だけであれば、単管パイプが良さそうに見えますが、ご覧の通り引抜強度が100kgfしかなく、台風の時に大丈夫なのかなと心配になります。スクリュー、コンクリート基礎は引き抜き強度という面では優れています。コンクリートブロックを置くだけの基礎だとスクリュー基礎よりも強度が下がりますので、その場合はスクリューの方が良さそうです。ではスクリューが一番いいかというとそういうわけでも無く、例えば田園地帯や地下水の多いような軟弱地盤だと強度が出ません。傾斜のきつい山ですと単管パイプの方が角度の調整をクランプという材料で簡単に行えるので優れています。
こちらは傾斜のある山間部に単管パイプを組み立てた状況です。
こちらはスクリューの施工状況です。
私が2011年頃にメガソーラー発電所の施工をした業者さんに聞いたときはベタ基礎という一番高価な基礎で施工したと聞きましたがスクリュー基礎が出てきたのには地味ですが技術の進歩を感じます。
追記
軟弱地盤の基礎についてもう少し調べてみました。
スパイラル杭というが軟弱地盤で使われているとわかりました。
詳しくは下記サイトをご覧下さい。
スクリュー杭を軟弱地盤でも使う工法があると読者様から聞きしましたので、 引き続き基礎について深掘していきます。